日常的に持ち歩くものに付けて、落し物、忘れ物防止、MAMORIOは使える!?

物を落としたり、失くしたりする方ではないと思っているのですが、ネットで見つけた 落し物、忘れ物防止タグ、面白そうだったので、買ってみました。

目 次

世界最小クラスの忘れ物防止タグ、 ioT(Internet of Things)デバイス

小さくて軽いです。 本体に穴があるので、鍵やバックに付けられます。
サイズは、縦35.5mm×横19mm×厚さ3.5mm / 3g

GPS機能がないので、直接的に紛失したものを探す機能はないです。 紛失したものを探す仕組みは、「MAMORIO Spot」に届けられて通知されるか、たまたまMAMORIOユーザがその紛失物近辺を通って、通知されるかです。

モノ(物)が通信機能を持ってネットに接続したり、相互に通信して情報交換し制御する仕組みを、iOT(Internet of Things)「モノのインターネット」と言いますが、サイズ、重量的に正に世界最小クラスのiOTデバイスと言えそうです。

・使い方と仕組み

失くして困るもの、鍵、おサイフ、電子デバイスなどにタグを付けます。
そのタグを、スマホのアプリに登録します。

スマホとタグはBluetooth(ブルートゥース、ブルーツース)を使って通信します。 タグを付けた対象物とスマホが一定以上離れると、通知が来ます。

その通知で忘れ物に気付く...という仕組みです。

・リアルタイムで探す事はできない

GPSで位置情報が通知されると思ったのですが、タグにGPSは付いていませんでした。
確かに、この薄さとバッテリーを考えると、GPS機能はなさそうです。

では、Bluetoothを使ったスマホへの通知で気付かなかった場合、どのようにその位置情報を取得するのでしょうか?

1 . 他のユーザから送られるMAMORIOの位置情報

どこかにMAMORIOタグ付きのものを忘れたり、落としたとします。
他のユーザがその付近を通過した時に、ユーザを介してMAMORIOの位置情報が通知されます。
(その時、他のユーザには場所が伝わない仕組みになっているそうです)

・紛失通知のタイミング
アプリで紛失通知のタイミングを設定できるようになっています。 「おすすめ」が300秒、つまり5分です。

移動中に紛失して、5分後に通知だと、通知に気付いたとしても既に落とした場所からかなり離れてしまったりする場合もありそうです。

ただ、あまり間隔を早くすると、実際には電波の遮断も起きるので、通知が沢山来る可能性があり、 その辺の注意事項は、アプリの「紛失通知のタイミング」画面でも説明されてます。

仕組み的に電波(Bluetooth) を使っているので、その辺が限界なのでしょうか?

2. 駅、商業施設のMAMORIO Spot

駅や商業施設の「忘れ物センター」に落し物や忘れ物が届けられて、その場所が「MAMORIO Spot」となっていた場合、自動で通知されます。
紛失したものが、誰かに拾われて届けられた時に、届けられた事の確認、場所が通知されます。

電車の中で忘れ物をした場合などは、駅の忘れ物センターに届けられる可能性がありますけど 届けられているかどうかの確認、場所は地道に問い合わせをしていかないとわからないです。
届けられたタイミングで、その場所が確認できるのは使えそうです。

MAMORIOで本当に紛失したものが見つかる?

MAMORIO Spotが少なかったり、そもそもユーザが少ない場合は、ほとんど通知されない可能性があります。 人の少ない場所では、あまり期待できないのではないでしょうか?

忘れ物、落し物発見は実際どのくらいなのでしょうか?

現在、MAMORIO Spotに対応している路線は700 あるそうです。

詳細は、ホームページに一覧(MAMORIO Spot)があります。

首都圏は、それなりですが、地方は厳しい感じですね。

スマホから見たMAMORIOのサイト(https://mamorio.jp/)

過去24時間以内にMAMORIOとユーザがすれ違った数:10,211件
過去24時間以内に紛失中のMAMORIOが見つかった数、157件となっています。

ちなみに「自分が見つけたMAMORIOの数」がアプリで見れるのですが、4個となっていました。

これは、持ち主と、はぐれてしまったMAMORIOと私がすれ違った数が4個で、その位置情報が 持ち主のスマホに通知された...という事だと思います。

別の日のデータをMAMORIOのサイト(https://mamorio.jp/)で見てみると

過去24時間以内にMAMORIOとユーザがすれ違った数:7,372件
過去24時間以内に紛失中のMAMORIOが見つかった数、133件となっています。

当然、日によってばらつきがありますが、一日24時間で100件以上は紛失したMAMORIOが見つかっているようです。

パソコンから見たMAMORIOのサイト(https://mamorio.jp/)

 

・タグの電池交換はできない、電池の寿命は?

タグには電池が内蔵されていますが、ユーザが自分で電池交換ができない仕様になっていました。 カタログ上での電池寿命は、最大約1年、通常8ヶ月~10ヶ月となっています。

定価は3, 500円ですが、アマゾンでは2, 500円程度で売られています。
まだ使い始めたばかりで、実際にどのくらい電池寿命があるのかわかりませんが、10カ月もったとして、月換算250円です。

電池交換サポート

自分で電池交換はできないのですが、交換サポート「OTAKIAGE」という仕組みがあって、180日以上 使用したMAMORIOは、通常の半額で新しいMAMORIOに交換できます。


定価の半額として、1,750円ですので、だいたい月200円程度で維持できそうです。

みんなで探す

GPSがないので、リアルタイムで探す事はできないのですが、手元に確認出来ない時に「みんなで探す」事ができます。

先にも書いたように、MAMORIOのアプリを使っているユーザが紛失したMAMORIOの付近を通ると、その場所を通知します。

MAMORIOとスマホのMAMORIOアプリの通信が途絶えると、下記のようにアプリから「みんなで探す」ことができます。

「みんなで探す」をタップして、下記の画面で「オン」にします。

 

鍵を検索中です...

スマホを鍵に近づけると、下記のように表示が変わりました。

特定エリアで通知を出さない設定

鍵は自宅で決まった場所に保管しているので、Bluetoothの電波状況によって、スマホと通信できなくて、通知が来るのを防ぐ事ができます。

自宅では、Wi-Fiを使っている人が多いと思いますが、自宅のWi-Fiを登録しておくと、そのWi-Fiに接続されている間は通知を送らないように設定できます。