インフルエンザ新薬、ゾフルーザを処方されました、その効果は?予防接種の効果はない!?

1月の三連休明け、子供の小学校から、インフルエンザで休む児童が増えているとの事で、予防等の注意喚起メールが送られてきました。

前日から体調を崩していた息子は、ちょうどこの日に病院に行き、インフルエンザA型と診断されました...
連休明けと言う事もあり、病院も2時間以上待ちの、超込み状態だったようです。

インフルエンザの症状は?風邪との違い

インフルエンザなのか、風邪なのかの判断は、最終的には検査するしかないのですが、その症状によって、ある程度予測する事もできます。
インフルエンザ診断キットの仕組みについてわかりやすい解説があったのでリンクしておきます(日本科学未来館 科学コミュニケーターブログ)

一般的に言われているのは、急激な発熱、38℃を超える高熱、関節痛、倦怠感などの症状が特徴です。

風邪の場合は、通常は37℃から高くても38℃程度の微熱の範囲内で、急激というよりは、ちょっと咳が出たり、喉が痛かったり、風邪かな?と感じることが多いです。

あと発症の時期もインフルエンザの場合は、冬で、ちょうど今の時期からがインフルエンザのシーズンと言えます。

子供からインフルエンザが感染!?

インフルエンザは風邪とは違い感染力が強く、流行すると一気に広まります。
私の職場でも、インフルエンザで休んでいる人が増えて来ていました。

国立感染症研究所が週単位に集計している患者数推計では、163万5千人となっています。
※国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ(2019年 第02週 (1月7日~1月13日) 2019年1月16日現在)

初めて、インフルエンザに感染

子供の頃の記憶は曖昧なのですが、物心ついてからインフルエンザにかかった記憶はなかったのですが、今回、初めてインフルエンザにかかってしまいました。

平日、特に用事のない日は、スポーツジムによって帰るのですが、子供がインフルエンザが判明した、その日、昼くらいから、なんとなく寒気を感じて、だるさも感じていたので、その日は直接帰って、体温を計ってみると、37.4℃と微熱がありました。
市販薬のパブロンを飲んで早めに寝ました。

次の日の朝、体温を計ると、37.9℃とちょっと高くなって、身体もだるい感覚です。
会社は休んで、様子を見る事にしました。
念のために病院に行こうかと、再度、熱を計ってみると、平熱の36.6℃になっていて、その後、何回か計りましたが36℃台の平熱で、喉の痛み、だるさはあるものの、重症という感じではなかったです。

ですので、ただの風邪だと思ってたのですが、夕方になると、38.2℃とちょっと熱が上がってきました。

病院へ、診察結果は!?

市販の風邪薬パブロンは飲んでいたのですが、風邪だとしても病院の薬の方が効くだろうし、子供が病院に行った方が良いというので(笑)、結局、行く事にしました。

かかりつけの病院...と言っても、普段、病院へ行く事はないので、数年ぶりに近所の医院に行きました。

喉の痛みと、微熱、あと口内炎を説明して、診察してもらいましたが、病院で計った体温も37.1℃と微熱でした。
先生も、どうだろう?という感じで、周りで、インフルエンザにかかった人がいるかどうか、聞いてきました。
子供が、昨日、インフルエンザにかかったことを説明すると、念のために検査しますか?という事で、検査してもらいました。

結果、インフルエンザA型で、子供から移ったんでしょう...と言われました。

市販薬ではインフルエンザは治らない!?市販薬は効かない?

今回は、結果的に病院へ行き、インフルエンザだった事がわかりましたが、もし、あのまま、市販薬を飲みながら、安静にしていたら治ったのでしょうか?

病院に行く前に飲んでいた風邪薬の市販薬、パブロンですが、一定の効果は感じていました。
喉の痛みは、病院に行く前にはかなり和らいでいました。
発熱に関しては、その効果は感じられずに、飲んだ後も特に変わりませんでした。
ただ、パブロンは総合感冒薬なので、市販の解熱鎮痛薬とは、また効果の大きさには差があると思います。

一般的な風邪薬は、症状を和らげる薬で、風邪のウィルスに直接効くわけではありません。
インフルエンザには、後述する特効薬がありますが、通常の風邪に効くわけではないのです。

症状を抑える薬を飲みながら、安静にしていれば、人間が本来持っている自然治癒力によって治ったとは思いますが、時間がかかったでしょう。

予防接種の効果はあるの!?

私も子供も、予防接種はしていたのですが、今回インフルエンザにかかってしまいました。

子供も、インフルエンザにかかったのは、初めてでした。

若い頃は、インフルエンザの事など、気にした事もなく、実際にかかった事もなかったので、予防接種をするということもなかったのですが、子供が産まれてからは、毎年、予防接種を受けてきました。

病院の先生に聞いたところ、予防接種をしていたので、重症化せずに、微熱程度で済んでいるということでした....

予防接種をしたのだから、かからないようにして欲しいところですが。(笑)

今回、予防接種の効果で、重い症状にはならなかったようですが、結果的には、インフルエンザなのか、風邪なのか判断するのにわかり難かったです。
病院に行かなくても、治るような感じでもあったので、無理して会社なんかに行っていたら、インフルエンザウイルスをまき散らしてしまうところでした。(>_<)

免疫力が低下していると、やはり危ない

実は、風邪症状が出る前から、口内炎が数カ所に出来ていました。
若い頃から、口内炎はよく出来る体質で、個人的には体調の善し悪しを判断するバロメーターになっています。(笑)
睡眠不足や風邪の前後など、免疫力が下がって、調子の悪い時によく出来ます。

最新のインフルエンザ治療薬、子供と大人で違いはあるの?

子供が診てもらった病院と私が診てもらった病院は違う病院ですが、そのインフルエンザ治療薬を比べてみました。

大人に処方された薬
子供に処方された薬

大人に処方された薬

ゾフルーザ錠 インフルエンザ治療薬
カロナール錠 発熱時の頓服薬
アフタッチ 口内炎の薬

子供に処方された薬

イナビル インフルエンザ治療薬
カロナール細粒 発熱時の頓服薬
アスペリン 咳を抑える薬
ムコダイン 鼻づまりなどを和らげる薬

ゾフルーザは、2018年3月に発売された新薬です。
一番の特徴は、1回2錠を1度飲むだけで済むという画期的な薬です。

インフルエンザ治療薬の種類

上記の画像は、たまたま見ていた「ミヤネ屋」で放送されていたインフルエンザ治療薬についての比較です。

以前からあるイナビルも1回のみの服用で完結しますが、ゾフルーザとの違いは口から吸引するタイプの薬です。

ゾフルーザは錠剤なので、一般的な飲み薬です。

イナビルとゾフルーザ

タミフル、リネンザは5日間の服用が必要ですが、イナビルとゾフルーザはどちらも1回で済むと言うのが特徴です。

服用の方法も違いますので、選択肢が増えたのは、年齢やその時の状態などによって対応できる場面も増えるので良いですね。

どちらが良いのかはわかりませんが、今回、私と子供で処方された薬は違いました。(診察した病院は異なります)

子供は、口から吸引するイナビル、私は飲み薬のゾフルーザでしたが、どちらも1回のみと言うのが良いです。

ただ、子供の場合は、インフルエンザ治療薬以外に、咳などの症状を抑える薬が2種類処方されたので、その薬を5日間飲む必要がありました。
私の場合は、インフルエンザとは直接関係のない、口内炎の薬はもらいましたが、それ以外は熱が上がった時に飲む頓服薬だけだったので、結局飲んだ薬は、ゾフルーザ2錠を1回飲んだのみでした。

ゾフルーザの効果 即効性あり!?

病院に行ったのが夕方で、帰ってから、早速、薬を飲んだのですが、飲んで20分後くらいに熱を計ってみると、なんと、平熱の36.2℃になってます。
さらに、その約30分後に計った体温も平熱の36.5℃...

凄い!と思ってたのですが、食事後や入浴後など寝るまでに3回程計った体温は、それぞれ、37.0℃、37.5℃、37.5℃とちょっと上がってしまいました....

ゾフルーザ服用後の体温の変化(薬を飲んだ時間、18:20頃)

計測時刻 体温
18:41 36.2 一気に平熱へ
19:15 36.5
19:46 37.0 その後、なぜか微熱...
この間に、食事や入浴など
20:24 37.5
22:07 37.5

一旦上がってしまった熱ですが、病院に行った次の日以降は、全て37℃未満の平熱となりました。

熱が下がったのですが、その後、2日間は寝汗をかいて夜中に何度か目が覚めました。
通常の風邪でも治りかけに寝汗をかくことがあるので、同じような現象でしょうか?

感染が判明してから5日間経ったので、明日から出勤可能になります。
まだ、喉に違和感は残っていますが、インフルエンザの症状がわずか1回2錠のゾフルーザで治ってしまったのは驚きです。

発症前からある口内炎は、だいぶ症状が軽くなってきましたが、未だに痛いです。(>_<)

日頃から免疫力を下げないような規則正しい生活が一番重要ですね。

 

(2019.01.27 追記)

国立感染症研究所がインフルエンザ治療薬、ゾフルーザに耐性ウィルスが検出されたことを発表(2019.01.24)

インフルエンザ、感染後、5日が経過した1/21から出勤していますが、少しですが咳が出たり、風邪のような症状があって、すっきり治った感じではないです。

私が服用した「ゾフルーザ」ですが、国立感染症研究所から1月24日、「新規抗インフルエンザ薬バロキサビル マルボキシル耐性変異ウイルスの検出」耐性ウィルスが検出されたことを発表しています。
※マルボキシル(商品名ゾフルーザ)

ただ、これでゾフルーザが効かないということではないようですが、病院によっては、薬を変更する病院もあるようです。

千葉県 石渡内科 抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」の耐性問題について