活動量計、Fitbitで睡眠状態の記録しています、心拍数、睡眠サイクルで体調管理!

きっかけは、はっきりしないのですが、数年前から耳鳴りが気なるようになりました。

深夜など、周りが静かな環境下だと、かすかな音なのですが、どこかで電子音の ような音が鳴っているように感じます。

最初はたいして気にしていませんでしたが、なかなか治らないので耳鼻科で検査を受けたのですが 特に異常は見つかりませんでした。
耳鳴りは原因がわからない事も多いらしく、一応、処方された薬をーケ月以上飲みましたが 、改善はしませんでした。

気になりだすと余計に感じるようになり、それがストレスになったのか、息苦しさを感じたり、さらに食欲もなくなり体重が減って、だんだん体調が悪くなっていきました。

ネットでいろいろ調べて、漢方をメインに処方する病院を見つけて通院しました。 中国人の先生で、舌の状態を見る「舌診」で診療していました。

その漢方医の診断では、自律神経の働きに問題があり、それが様々な体調不良や耳鳴りの原因になっているという診断でした。

日頃の睡眠状態、自律神経と睡眠

自律神経とは、自分の意識に関係なく働いている神経で、呼吸をはじめ、生命維持に重要な神経です。

自律神経の安定には睡眠は重要な要素で、生活が乱れたりすると影響があるようです。
だれでも睡眠不足の時には身体がだるかったり、体調の変化を感じると思います。

日々の睡眠については、寝入りは悪くないのですが、夜中とか明け方に目が覚める事が多く、一度起きてしまうとなかなか寝れないというような状態でした。

当時は睡眠時間を付けていたわけではないのですが、感覚としては0時から1時の間に就寝し、朝は6時に起きるという感じなのですが、夜中に目覚めたり、5時前に目が覚めて、寝れないので そのまま起きてしまうという事もありました。

長年そのような生活で、睡眠についても特にこだわりもなく、睡眠不足を感じれば、週末に多めに取ったりしてました。

週末のまとめ寝や、毎日の生活の中で不足分を補っているという意識でしたが、知らないうちにその影響が蓄積されて、体調不良となったようです。

漢方には「不定愁訴(ふていしゅうそ)」という言葉がよく出てきますが、特にどこが悪いというような「病気」とは診断されないのですが、人によってさまざまな症状が出て、体調が良くないという状態を言います。

漢方医からは、漢方薬を処方されますが、漢方薬は効果が出るまでにある程度時間がかかります。
即効性はやはり西洋薬なので、3種類の漢方薬と同時に、最初は睡眠導入剤も一緒に処方されました。

結局、漢方医に1年くらい通い、漢方薬を飲み続けて、日常生活では耳鳴りは気にならなくなりました。 ただ、まったくないか?というと、静かな場所では気付くこともあるのですが、以前のように気になったり、それによって体調不良になることはなくなりました。

睡眠サイクルの記録で客観的に睡眠状態を判断

一口に睡眠と言っても、その状態によって、同じ時間寝たつもりでも、実際にはスッキリ起きられる日もあれば、寝た割には、目覚めが悪い...という日もあります。

何かそれを判断する、客観的に見れるものはないのか?と思っていたことろ、活動量計といわれるツールがあることを知りました。

私が最初に購入したのは、Fitbit Charge HRという商品で、一般的な活動量計の機能にプラスしてリアルタイムの心拍数、睡眠状態を記録できます。

約3年程使いましたが、ベルト部分が壊れて、だましだまし使っていたのですが、修復不能になってしまったので、新たな機種「Fitbit Charge 2」を購入しました。

機能的には、旧機種でもいいと思っていたのですが、既に販売は終了して、ものがないようなので 同様な機能を持つ後継機種のFitbit Charge 2を購入しました。

最新版では、Fitbit Charge 3が販売されていたのですが、機能的な違いは、プールなど水中で使えるか否かだったので、価格が安くなっていたFitbit Charge 2を購入しました。

Fitbit Charge 2は、睡眠状態が詳細に記録できるようになっていた

Fitbit Charge HRは、ベルトが交換できない仕様なのですが、アマゾンのレビューなどを見ると、まず、ベルト部分が壊れてきて使えなくなる...という人が意外に多かったです。
その為、公式には、ベルトが交換できないことになっていますが、アマゾンなどでは、純正以外の対応ペルトも売られています。

Fitbit Charge 2では、そのような不具合に対応したのか、ベルトは交換可能になって、画面も大きくなり見やすくなっています。

実際に使ってみた気付いたのですが、睡眠状態の表示が、以前より詳しく表示されるようになっていました。

Fitbit Charge HRでの睡眠状態表示

Fitbit Charge HRでの睡眠サイクルの記録

今までの状態表示は
①「睡眠状態」、②「寝返りを繰り返す状態」、③「目覚めた状態」の3段階でした。

目覚めた回数、寝返りの回数が記録され、睡眠時間は、全体の時間数から②と③を引いた時間が実質の睡眠時間として記録されます。

Fitbit Charge 2での睡眠状態表示

Fitbit Charge 2での睡眠サイクル記録(5月1日)

目覚めた状態、レム睡眠、浅い睡眠、深い睡眠の4段階になっていました。
全体の時間から、目覚めた状態の時間が引かれて、実質の睡眠時間として計算されます。

以前にあった「寝返りを繰り返す状態」という表記はなくなっています。

以前は、夜中に起きてトイレに行った時などが「目覚めた状態」として記録されていましたが、 Fitbit2では、一日の記録の中で「目覚めた状態」が多くなり、実際に起きた感覚がない時間帯も、「目覚めた状態」として記録されています。

以前は「寝返りを繰り返す状態」としていた時間帯も「目覚めた状態」として 記録されているようです。

睡眠の記録のステージは4段階になり増えているのですが、実際、どのくらいが平均なのか、「深い睡眠」時間はあまりないんだけど、これは正常範囲なのか?少ない状況なのか?。

何かの指標となるものがあればいいのに...と思いました。

同年齢の睡眠の通常範囲をベンチマークとして表示

先に書いたようなことを思っていたら、Fitbitのアプリで「ベンチマーク」という表示がありました。
これは、Fitbit使用者のデータから、同年齢、同性の通常範囲を示しています。

自分の睡眠状態が、他の同年代、同性の人と比べて、どのような状態なのかを比較できるのは、とても参考になります。

 

自分と同じような年齢、性別の人の「通常の範囲」を示しています。

当然、日によって睡眠状態は異なります。

5月1日の睡眠サイクル

上の5月1日の状態を見て見ると、トータル睡眠時間は、6時間15分でした。

「目覚めた状態」は全体の睡眠時間に占める割合が13パーセントです。
同年齢の通常範囲は、12パーセントから24パーセントになっているので、「目覚めた状態」が 少ない方だとわかります。

次に「レム睡眠」の割合は、17パーセントでした。
通常範囲は、15パーセントから25パーセントになっているので、「レム睡眠」の割合も少ない方です

「浅い睡眠」この日の割合は、59パーセントで、通常範囲が40パーセントから60パーセントになっているので「深い睡眠」については、ほぼ平均値というところです。

「深い睡眠」 この日の割合は、11パーセントで、通常範囲は8パーセントから16パーセントなので、なんとか 通常範囲内に入っていました。

別の日、5月15日も見てみます。

睡眠時間は、4時間41分と通常より少ない日です。

5月15日の睡眠サイクル

「目覚めた状態」は18パーセントです。
通常範囲内ですが、中央値くらいで、少し割合が多いです。

「レム睡眠」、何故か割合表示がされていないのですが、時間は30分で、計算すると9パーセントです。 レム睡眠の時間は、通常範囲に達していませんでした。

「浅い睡眠」は52パーセントで、通常範囲の40 パーセントから60パーセン トに収まっています。

「深い睡眠」は、21 パーセントで、通常範囲の8パーセントから16パーセントを上回っていました。

トータルの睡眠時間が少ない日でしたが、「深い睡眠」の割合は通常より多くて、睡眠時間が少ない割には意外にスッキリした目覚めでした。

睡眠ステージの意味するもの

「深い睡眠」の割合が多いと、しっかり寝れて質の良い睡眠と思ったのですが、通常範囲の割合を見ると、割合的には「浅い睡眠」の割合が占める割合が多いです。

Fitbitのサイトのヘルプに下記のような説明があります。

Fitbit ヘルプ›睡眠段階については何を知っておくべきですか?

あなたが夜眠っている間、身体は一般に平均 90 分間続くいくつかの睡眠サイクルを巡ります。 各サイクルでは、2 種類の睡眠が交互に現れます。 

浅い睡眠と深い睡眠 — レム睡眠よりも脳の活動が少ない非急速眼球運動(ノンレム)には、浅い睡眠と深い睡眠の段階が含まれます。 深い睡眠の期間は、通常は夜早い時間帯のほうが長くなります。

急速眼球運動(レム)睡眠—鮮明な夢に関連する段階であるレム睡眠期間は、夜が進むにつれて長くなります

睡眠の状態を表す言葉として、レム睡眠、ノンレム睡眠という言葉は聞いた事があるんですが、 Fitbitではノンレム睡眠というステージはないです。

一般的には、レム睡眠は、眠りの浅い状態で、ノンレム睡眠は眠りの深い状態を示しています。

Fitbitでは、4 つの睡眠ステージで分類して、それぞれ下記のような説明がされていました。

一般的には、ノンレム睡眠は眠りの深い状態ですが、Fitbitではノンレム睡眠の状態でも、「浅い睡眠」と「深い睡眠」の割合が表示されるようになっています。

「浅い睡眠」と聞くと、ぐっすり眠れていない質の悪い睡眠のようですが、一般的にこのステージは睡眠の半分以上を占めて、心身の回復を促進するそうです。

「深い睡眠」は多い方が良いイメージがありますが、通常範囲の割合は意外に少なく感じました。
身体の疲労回復、記憶や学習の定着に役立つステージで、目覚めがスッキリという朝は、このステージの睡眠がしっかり取れている状態のようです。

自分では、しっかり寝ていると思っても、朝の目覚めがイマイチだったりする時は、実際には睡眠の質が悪いのかも知れません。

私が以前、通っていた病院で、先生は毎回、ちゃんと寝れているか?を確認して来るのですが、Fitbit アプリの睡眠データを見せた事があります。

先生も興味を持ったみたいで、どのようにして取ったのかを質問されました。(笑)

質問すると、しっかり寝ているという患者さんは多いそうですが、回復状態を見ると、実際にはちゃんと寝れていないのではないか?とも言っていました。

客観的なデータが取れると、それが裏付けされますね。

Fitbitのバッテリーがすぐになくなる時は、本体を再起動すると復活する?!その方法は?

普段、Fitbit Charge HRを使って、毎日の睡眠時間や睡眠の状態をチェックしています。

下の画面は、Fitbitで毎日取得してる睡眠データをスマホアプリで表示した画面です。
就寝時刻、起床時刻、寝返り回数などの自分ではわからない睡眠の状態がチェックできます。

毎回ではありませんが、下のように、コメントが表示される時もあります。

Fitbitで取得したデータは、スマホのアプリと連動して結果を表示

 

3年くらい前に購入して、ずーっと使い続けていたので、余ったベルトを止める「わっか」の部分、正式には遊環(ゆうかん)と呼ぶらしいのですが、そのループ状になっている部分が切れました。
ラバー部分も伸びている部分もあるのですが、計測自体には問題ないです。

そもそも、このFitbit Charge HRは、ベルト部分は交換できない仕様になっています。(純正品ではないものは、売られていますが)

時計でも同じですけど、長年使っているとベルト部分は壊れたりするので、最近の機種では、ベルト部分が交換できる仕様に変わっています。

本当は、最新機種への買い替えがいいんですが、今の機能に十分満足しているので、同じFitbit Charge HRをネットで探してみると、3年くらい前の機種ですが、Amazonなんかでも売られていました。

だた古い機種にしては値段が高いので、ヤフオクを覗いてみたら新品のものが安く売られていたので、落札してみました。

Fitbit、フル充電でもバッテリーがすぐに切れる!?

早速、セットアップをして、使い始めたのですが(実際には妻が使う事になりました...) 1日使ったところ、夜には充電マークが表示されて、バッテリー切れとなってしまいました。

このFitbit Charge HR、カタログ上は一回のフル充電で5日間は使える事になっています。

私も、この同じ機種を約3年間使っているのですが、5日間は無理でも、だいたい4日間は 今でも大丈夫です。
使い始めた頃は、確かに5日目に、バッテリー低下のお知らせメールが送られてくる感じでした。

そのタイミングにもよるのですが、メールが来た時点では、本体側では特にバッテリー低下の 表示はなくて、昼間にスマホでメールを受信しても、本体側でバッテリー低下の表示が出るまでには、時間的余裕があって、帰宅後、夜に充電しても、間に合うという感じです。

そんな感じだったので、さずがに1日でバッテリー切れは早過ぎでしょ?!というわけで、 調べてみると、意外にも、同じような現象になっている人が多いことがわかりました。(笑)

Fitbitのバッテリー状態、最初から怪しい動き?!

オークションでの購入なのですが、新品、未開封のものを購入したので、バッテリーに問題ないはずです。

実は、このFitbit Charge HR、セットアップ前に充電しておいた方が良いと思い、充電しようと接続したところ、本体側の表示はフル充電状態でした。

で、あれば大丈夫と、その日はセットアップせずに、次の日に行おうとしたところ、何故か本体に バッテリー切れのマークが表示されて、充電しながら、初期セットアップをするという状況になりました。

で、セットアップが終わった時点で、早くもフル充電状態となり、充電早過ぎないか?!と思いつつ 使い始めました。

その結果が、先に書いた通り、1 日でバッテリー切れという状態に...

FitBitのヘルプページがあるのですが、そこに、今回のようなバッテリーがもたない時の対処方法がありました。

Fitbitの本体の再起動の方法

機種によって多少、違うようです。
下記の手順は、Fitbit Charge HRの場合です。
他の機種については、Fitbitヘルプページを確認してみて下さい。

手順は簡単です。

1.本体を電源に接続します。 (充電が開始されます)

※専用の充電ケーブルはUSBに接続するように書かれています。

パソコンのUSBに接続して充電する方が良いそうです。
家庭用コンセントをUSBに変換する「USBコンセント」を使う場合は、出力が1A (1000ミリアンペア) 以下のものを使う。
出力が大きい方が高速に充電できますが、Fitbitに関しては良くないみたいです。

私は、通常の充電では「USBコンセント」を使っていますが、出力は1Aのものを使うようにしています。

2.本体のポタンを、押し続けます(約10-12秒)

(Fitbitアイコンとバージョン番号が表示されるまで)
表示されたらボタンを離す。
※ボタンを押し続けていると、本体裏の緑のランプが激しく点滅しました。

これが再起動されたということでしょうか?

3.充電ケーブルを外して終了

再起動で、本当にFitbitのバッテリーが改善されるのか疑問だったのですが、今回はこの方法で改善されました。

その後、特に問題なく使っています。

新品、未開封を購入していますが、現行品ではない製品です。
長期在庫製品や前所有者が長い期間使わずに持っていた場合などは、バッテリーが放電していたり、バッテリーの状態はわからないので、一旦、初期化状態にすると問題が解決する場合がありますね。

FitBit 活動量計 日々の運動量を記録、基礎代謝、生活活動代謝を上げて、ダイエット!

健康維持には、日々の適度な運動が必要です…って言われます。

人間ドックや健康診断でも、毎日の運動量をチェックする項目があったりします。

現代人は生活が便利になった反面、意識的に身体を動かしたり、運動をしないで 普通に生活しているだけでは、運動不足になってしまいます。

おまけに、日々の食生活も豊かになり、摂取カロリーは過剰気味… 週末にスボーツを楽しんでいる人はまだいいんでしょうが、休日は別の予定があったりして、運動をする時間もなかなか取れない… そもそも、運動、スポーツは好きではないって人もいるでしょう。

学生時代にはスポーツをやっていた人でも、働きだすと、日常的に運動をすると いうことから、離れてしまう人も多いです。

平日に時間を取るのはなかなか難しいと思いますが、通動、通学の時間を使って少しでも運動不足を解消したいです。

摂取した過剰なカロリーは、日々の生活の中で消費したい

過剰に摂取したカロリーは、その分、消費しないと太ってしまうのですが、結構、食べているように見えても、体型が変わらない人、頑張ってダイエットに励んでいるように見えるのに、ちょっと油断すると、体型変化してしまう人がいます...その差はなんなんでしょう?

基礎代謝を上げて、消費効率の良い身体にする?

人間の身体は、特に運動と呼べるようなことをしなくても、普通に生活をしているだけでもカロリーを消費します。

体温維持や内臓などを動かすにはエネルギーを消費します。

筋肉はエネルギー消費が多いので、筋肉量が多いと基礎代謝量が増えて、太りにくい身体になります。

逆に脂肪が多く、筋肉が少ないと基礎代謝量は少ないので、カロリー消費が少なく、痩せにくい身体になります。

基礎代謝が少ないと効率が良い?

でも、基礎代謝が少ないと言う事は、生きて行く為の必要エネルギーが少ないと言う事なので、効率が 良いようにも感じませんか?

車で言えば、燃料をあまり消費しない、燃費の良い車のようですが...?
でも、その分、パワーはありそうにないですね。

基礎代謝が低下することの身体への影響

人間の場合は、もう少し複雑で.基礎代謝が低下すると、成長ホルモンの働きが悪くなったり、身体の 細胞内の働きも低下し、疲れやすい身体になってしまいます。

運動不足などで、基礎代謝量が低下すると、一見、効率良いように感じますが、体温が低くなったり、 その影響による血行不良などにより、肩こりや頭痛などの症状が現れたりします。

また、筋肉量が減るとリンパの流れなどにも影響しますので、むくみなどの原因になったりします。

体温が下がると、免疫力も低下すると言われていますので、風邪を引きやすい体質になっていまいます。

基礎代謝が上がると、ダイエットしやすい理由

同じカロリーを摂取した場合、特に意識しなくても消費するエネルギー(基礎代謝量)が多い方が、余るエネルギーが少ないです。



人が消費するエネルギーは、基礎代謝の他に、日常生活の中で消費する生活活動代謝があります。

具体的には、身体を動かす事によって消費するエネルギーで、運動や仕事、家事など、日常生活の活動全てです。

例えば、成人女性(30代、40代)の1 日の必要カロリー、2,000カロリーを摂取したとして...
摂取したカロリーから、基礎代謝によるカロリー消費をマイナスすると、残りのエレルギー量は、当然、基礎代謝の多い、Bさんの方が少ないです。

Aさん 2,000(摂取カロリー) – 1,300(基礎代謝量) = 700kcal
Bさん 2,000(摂取カロリー) – 1,500(基礎代謝量) = 500kcal

基礎代謝量の多い、Bさんの方は、残りの500kcalを生活の中で消費していけば、バランスの取れた身体を維持できるわけですね。

基礎代謝アップがダイエットに良い事は、わかったんですが、基礎代謝は20代をピークに加齢とともに落ちてきます。

年齢が進むと、どうしても筋肉量は減っていきます。

これは、老化現象なので、避けられないわけですが、エネルギーを最も消費する筋肉が減ってしまう事で、基礎代謝量も減少してきます。

食べる量は変わらないのに、年齢とともに太りやすくなったというような原因は、基礎代謝量の減少が考えられます。

代謝が落ちているにも関わらず、若い頃と同じようにカロリーを摂取していると、中年太りと言われるような状態になってしまいます。

基礎代謝アップをすることが、太り難い体質になって、健康維持にも役立ちます。
年齢と共に落ちる基礎代謝を上げるには、年齢とともに落ちる筋肉を少しでも維持できるように、積極的に筋肉をつける必要があります。

基礎代謝を上げる方法

1.運動面

筋肉をアップする運動、筋トレを行う。


タイミングは、糖値が下がった空腹状態、食事前の運動が、肝臓脂肪を消費できるので、理想です。

2. 食事面

良く噛んで食べる。
一口で30回噛むことを心がけると、満腹中枢が刺激されることによって、少ない食事量で満足感を得られるという効果もあります。

脂肪分の少ない、たんぱく質(Protein=プロテイン)を摂る。


筋肉の元になる成分は、たんぱく質なので、積極的に摂って筋肉アップを目指します。
タンパク質、脂質、糖質は、人間が生命を維持する為に必要な三大栄養素です。

具体的には、動物性タンパク質(肉類、魚類、卵、牛乳、乳製品(ヨーグルト、チーズ))、植物性タンパク質(大豆製品(豆腐、納豆))をバランス良く摂ります。

食物繊維を摂る。
食物繊維を豊富に含む、野菜や海藻類は、脂肪を吸着して排出する効果があります。

緑茶、コーヒーを摂る。 

 

お茶に含まれる、ポリフェノール、茶カテキンが体脂肪を減少させる効果の研究結果を、花王が発表しています。

また、コーヒーに含まれる、ポリフェノール、クロロゲン酸類にも体脂肪の低減効果があることを発表しています。

ヘルスケア食品の研究開発(花王のサイト

緑茶に含まれる茶カテキンに、「脂肪を消費しやすくする」効果を見出しました。茶カテキンは、血中に吸収された後、肝臓に到達し、脂肪燃焼酵素の遺伝子発現量の増加を通して、脂肪酸燃焼を促進します。継続摂取することで、脂質燃焼によるエネルギー消費量の増加が継続し、体脂肪低減効果として表れます。2005年、高濃度茶カテキンを含有し、「脂肪を消費しやすくする」効果を持つ緑茶飲料が発売されました。

 お茶と並び、世界で飲用されている飲料にコーヒーがあります。花王は、コーヒーポリフェノールの一種であるクロロゲン酸類に、体脂肪低減効果があることを見出しました。クロロゲン酸類は、血中に吸収された後、脂肪燃焼を阻害する酵素の遺伝子発現量の低下を通して、脂肪酸の燃焼を促進します。2013年、クロロゲン酸類を含有し、「脂肪を消費しやすくする」効果を持つコーヒーが発売されました。

運動面では、エネルギー消費量が多い筋肉をアップすることによって、基礎代謝アップを目指します。

食事面では、筋肉の元となるタンパク質を積極的に摂る事が重要ですが、健康面を考えるとやはり、野菜も摂って、バランスの良い食事が大切です。


日常生活の中でのカロリー消費量を計算する

運動なんてまったくしていない!という人でも、実は日常生活の中でカロリーを 消費しています。

通勤や通学で駅まで歩いたり、営業の人は客先へ出向いたり、事務職なので動かないという人でも、会社の中で違うフロアに移動したりした時には、少なからずカロリーを消費します。

でも、どのくらいのカロリーを消費レたかというのはわからないですよね?

基礎代謝量の計算式

基礎代謝量は身長、体重、年齢から、おおよその値を求めることができます。

計算式は、何種類かあって、どの方式で計算するかによって差があるので、目安として参考程度にするという使い方が良さそうです。

①.厚生労働省

厚生労働省の基礎代謝量の求め方
基礎代謝基準値に、体重をかけて求めます。

基礎代謝量(kcal/日) = 基礎代謝基準値(kcal/kg/日) × 体重(kg)

日本人の基礎代謝基準値
(厚生労働省、食事摂取基準2005年度版に示されている、日本人の年代別基礎代謝基準値)

性別 男性 女性
年齢 基礎代謝基準値
(kcal/kg/日)
基礎代謝基準値
(kcal/kg/日)
1-2歳 61.0 59.7
3-5歳 54.8 52.2
6-7歳 44.3 41.9
8-9歳 40.8 38.3
10-11歳 37.4 34.8
12-14歳 31.0 29.6
15-17歳 27.0 25.3
18-29歳 24.0 23.6
30-49歳 22.3 21.7
50-69歳 21.5 20.7
70歳以上 21.5 20.7

例えば、年齢が29歳の女性、体重50kgの人の1日の基礎代謝量は
23.6× 50.0 = 1,180kcal となります。

②.ハリス・ベネディクト
元は、欧米人向けの計算式で、それを日本人向けにアレンジしたのが、下記の計算式です。
性別で計算式が異なり、身長も考慮されます。

男性
基礎代謝量(kcal/日) = 66.5 +13.7W + 5.0H – 6.7A

女性
基礎代謝量(kcal/日) = 665.1 + 9.6W+ 1.8H – 4.7A

※体重(kg)、身長(㎝)

年齢が29歳の女性、体重50kg、身長160㎝の人の1日の基礎代謝量は
665.1 +(9.6×50)+(1.8×160)- (4.7 × 29)= 1296.8kcal

年齢が29歳の女性、体重50kg、身長155㎝の人の1日の基礎代謝量は
665.1 +(9.6×50)+(1.8×155)- (4.7 × 29)= 1287.8kcal

他にも、国立健康・栄養研究所の計算式国立スポーツ科学センター(JISS)の計算式がありますが、JISS方式は、筋肉量が多いアスリート向けで体脂肪率を使って計算します。

1 日に必要な摂取カロリーは、下記のようになっています。
(厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015 年版))


力ロリー消費量は、基礎代謝量と,生活活動代謝量の合計なのですが、これを毎日計算するのは 面倒です。

カロリー消費量=基礎代謝量+生活活動代謝量

活動量計で、運動量、消費カロリー、心拍数、睡眠状態を記録

私は、常に活動量計を付けて、運動量などを記録しています。

活動量計と言っても、腕時計タイプで、重さも25gと通常の腕時計より軽いので、お風呂に入る時以外は付けでいるのですが、特に気になりません。

ベルトの素材はゴムなので、色も黒を選べば、ぱっと見は、腕時計のような感じで、ほとんど目立ちません。

裏に計測する為のセンサーがあるので、付けている時は緑色の光が細かく点滅しています。

活動量計と言うと、ダイエットや健康維持の為に運動量を計測するために付ける人が多いと思いますが、私の場合は眠りの状態を記録する為に購入しました。

使い始めて、2年くらいですが、使ってみた感想のまとめ

使い始めた、キッカケはある時から、耳鳴りが気になるようになり、耳鼻科に行ったのですが検査では特に異常はなく、 いくつかの病院で岡べても、原因はわかりませんでした。

ネットなどで、いろいろ調べて、結局、中国出身の先生がやっている漢方の病院に通ったのですが、診断は、自律神経の異常が影響しているようで、しっかり睡眠を取るように言われました。

元々、眠りは浅く、夜中に目覚めると、なかな眠れなかったり、明け方、早くに目覚めるという状態 ではあったのですが、朝早く目覚めても眠いという感覚もなかったので、特に問題には感じませんでした。

耳鳴りが気になりだした頃から、特にお天気の悪い日、雨の日などは、だるさを感じたりなんとなく息苦しい感じがあったり、体調がよくなかったです。

西洋薬も併用し、漢方薬で症状は改善されてきたのですが、診察時に先生から良く質問されたのが 「よく寝れているか?」ということでした。

薬を飲むと、夜中に起きることもなかったので、寝れている感覚はあったのですが、「眠り」についてネットでいろいろ調べたり、本を読んだりしていると、「睡眠の質」はどうなのか?ということが気になりました。

自分では寝れているつもりになっていても、実際にはどうなのか?

何か客観的な判断できるものがあれば…と思ってたところ、活動量計で、睡眠状態を記録できる機種がある事を知りました。

当時は、睡眠状態や心拍数を常に記録できるものは少なかったと思います。

ちなみに、購入後も、病院で「寝れているか?」の質問があったので、活動量計と連動するスマホの画面を先生に見せて説明したところ、先生も興味を持ったようで、機種名を聞かれました。(笑)

先生日く、「寝れている」って答える患者さんでも、なかなか改善しない人もいて、実は眠れてないんじゃないか?って言ってました。

活動量計(FitBit Charge HR)で測れること

私の使っている活動量計は、FitBit Charge HR。
現在では、後継機種として、Fitbit Charge 2が発売されています。

・歩数…3軸加速度計が身体を動きを検知し、歩数計測用アルゴリズムによってカウントします。

・階数…高度センサーで、一度に3メートル以上の上昇で1階の上昇とカウントされます。

・心拍数…本体裏のPurePulse LEDライトを皮膚にあて、その反射を読み取り、血液量の変化を検出し、アルゴリズムによって、連続的に測定されます。

・距離…歩数に歩幅をかけて計算します。
歩幅は身長、性別から求められます。(設定も可能)

 

・消費カロリー…年齢、性別、身長、体重に基づいて推計、心拍数から基礎代謝量も推計されます。

 

・アクティプな時間…心拍数が、一定数以上の時間を自動で表示します。

 

・睡眠時間(睡眠の質)…就寝時刻、起床時刻を自動で記録します。
目覚めた回数、時間、寝返りの回数、時間が記録され、実質の睡眠時間を計算し、表示します。

 

 

詳細の時間帯も記録されているので、確認できます。

・体重…体重を記録できます。
入力した値をグラフ化して表示します。

・摂取水分量…摂取した水分量を入力して、記録できるようになっています。

 

・食べた物…私は入力していないのですが、国毎の食品データベースからキーワードで検索できるようになっています。
また、カスタム食品として、食品を登録することもできます。

 

・電話(スマホ)の着信を通知
スマホに入れたアプリの通知設定をオンにすると、電話の着信を知らせてくれます。
普段はスマホをマナーモードで、バイブも消しているのですが、FitBitのバイブ機能で通知されるので、便利です。

バイブは、一回なのですが、気付かないという事はありません。
FitBitの画面に、電話マークが表示されます。

 

実際に使ってみての感想ですが、特別な操作は不要で、ただ腕に付けているだけで、記録できるのはいいですね。

水中での使用はできませんが、日常生活防水の機能はあるので、お風呂や充電時以外は、付けっぱなしです。

夜中にトイレに行った時などは、ちゃんと、目覚めた時間として、記録されています。
たまに、起きているのに起床時刻としてカウントされず、目覚め状態の時間としてカウントされている時がなどもありますが、おおむね正確に記録されています。

使い方

特に難しいことはないです。
本体を充電して、腕に付けるだけです。
計測する為の調整は、スマホの専用アプリから行います。

記録データの管理

FitBit本体で、確認できる項目は限られています。
(現在時刻、当日の歩数、現在の心拍数、当日の移動距離、当日の消費カロリー、当日の階数)

蓄積したデータは、専用のスマホアプリ(iPhone、Android)、パソコン用サイトで管理します。

(上記の画像は、iPhoneのアプリの画面です。)

設定項目

・タイムゾーン
・単位

その他

メールでの通知

・充電

公称では、フル充電で5日間となっていますが、実質は4日程度でバッテリーの警告メッセージがでる事が多いです。
(メールでの通知と、本体での表示があります)

ケーブルは専用ケーブルで、FitBit本体、裏に接続して充電します。
ケーブルも特殊な形状で、ちょっと接続しにくいのですが、接点を拭いておかないと充電されていないことがありました。

自分の普段の運動量を把握し、消費カロリーを見えるようにすれば、モチベーションもあがりますね。