人間の本来の自然な生活環境は、暗くなったら睡眠を取って休息し、明るくなったら活動というのが 理想なのですが、現代社会はある意味、便利になり、特に時間に縛られずに活動できる環境があります。
環境は変化していますが、そこで生活しているのは人間で、一時的なムリであれば若さや、体力でカバーってことも出来てしまいます。
しかし、そのムリが習慣化したりすると、日常的に睡眠不足状態になり、昼間の活動にも影響を及ぼします。
わかってはいても、毎日を忙しく過ごしている中で、誘惑に引きずられ、ついつい不足しがちなのが睡眠時間です。
十分な睡眠は、次の日の活力になる事はわかっているのですが、TVやネット、特に最近はスマホで何でもできるし、携帯性はバツグンなので、寝る直線まで、スマホを操作している...って人も多いと思います。
寝ようと思ってから、バタンキューで寝る事が出来て、朝は、太陽の光で自然に目覚めるというのが理想ですが、寝る直線までスマホをいじってたりすると、画面の光で脳が興奮状態になり、 なかなか眠れないという状態になってしまいます。
目 次
光の種類、色温度
太陽光のような白い光は、脳を刺激し、活動的になります。
対して、電球色のようなオレンジ系の優しい光は、刺激が少なく、リラックスする時に適した光です。
ホテルの部屋の照明が光度を落としたオレンジ系の照明が多いのはこの為ですね。
寝る前は、なるべく明るい光をさけて、部屋の照明も控えめにするのが理想です。
スマホの利用も控えるのが一番ですが、少しでも刺激を少なくする設定が、iPhoneにはあります。 (iOS9.3以降)
そもそも、ブルーライトって?
ブルーライト軽減効果のあるメガネも今や一般的で、プルーライトが目に良くないのはわかっているのですが、そもそもブルーライトって何でしょうか?
光には、人間の目で見える光以外にも、種類があって、目に見える光が「可視光」で 光の波長の違いによって、青く見えたり、赤く見えたりします。
青く見える光よりさらに波長が短く目には見えない光に紫外線、 赤く見える光より、波長が長く、同様に目には見えない光に赤外線があります。
ブルーライトは紫外線と可視光線の境目付近の光で、青色に見える光なのでブルーライトと呼ばれています。
近年、スマホが普及し、パソコン画面もLEDになっているので、昔に比べてその影響は大きくなっています。
この青い光は、角膜や水晶体では吸収されずに網膜に到達するので、目や身体に負担を掛けると言われています。
厚生労働省のガイドラインでは、「1時間のVDT(Visual Display Terminals)作業に対して、15分の休憩」が推奨されています。
厚生労働省、VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン(PDFファイル)
Night Shift (夜間モード)の設定方法
機能的には、Night Shift (夜間モード)と呼ばれています。
画面の色を刺激の少ない、目に優しい暖色系に設定できます。
ブルーライトを軽減し、目に優しい、結果的に刺激の少ない環境で使う事ができます。
手動で有効化したり、時間指定をして、暖色系画面にする時間帯を指定できます。
Night Shift 設定手順
「設定」を選択します。
「画面表示と明るさ」を選択します。
「Night Shift」を選択します。
開始、終了を選択すると、下記の画面になり、時間帯の指定ができます。
また、色温度をスライドバーで変更できます。
「日の入りから日の出まで」の指定も可能になっています。
この指定をすると、位置情報から、その場所の日の出時刻、日の入り時刻を自動設定してくれるようです。
これらの設定をする場合は、下記の設定を有効にする必要があります。
設定、プライバシー、位置情報サーピス、(画面一番下の)システムサービス、「時間帯の設定」を有効にする。
画面色の変化は、ここでは表現できないので、上記の設定を行って、iPhoneで確認してみて下さい。