10月9日、池上線開通90周年記念イベントに子供と二人で参加してきました。
東急池上線開通90年を記念して、池上線全線が無料で乗り降り自由になるというものです。
合わせて、沿線で、ざまざまなイベントが企画されています。
普段利用していないので、あまりなじみがないのですが、東急池上線は、五反田、蒲田間 10.9キロを結ぶ路線です。
路線図を見ると、特に名の知れた観光名所はないようですが、洗足池、戸越銀座は良く聞きます。
洗足池は、行った事はなかったのですが、車で通ると道沿いから見える池が、良い雰囲気をかもしだしています。
無料で乗り放題と言う事なので、いろいろと普段行かない駅に降りて、散策したいのですが、時間的なこともあるので、事前にイベント案内のパンフレットを見て、ざっくり計画をたてました。
子供(小3、男)の希望
・洗足池でボートに乗りたい
・銭湯に行って、富士山を見たい
これらの希望を取り入れつつ… 洗足池でボード、戸越銀座商店街の散策、明神湯で銭湯体験!?の予定で行く事にしました。
小3の息子、普段の買い物は、スーパーとかショッピングモールなので、商店街の雰囲気も 味わうのも面白いかな?と思い、上記3つの予定で出発。
まず、池上線のどこかの駅で、「無料パス」を貰う必要があります。
家からアクセスのしやすい、大井町線と交差している「旗の台」の駅で無料パスをもらう事にします。
目 次
池上線開通90周年記念イベントの無料パスをゲット!
大井町線の「旗の台」駅に着くと、かなりの人が降車して、同じ目的の人もかなりいる雰囲気です。
改札をでると、案内の係の人が出ていました。
無事に「無料パス」をゲットして、早速、「洗足池」に向かいます。
池上線のホームへ行くと、ホームが狭いのもあるんですが、かなりの人で混雑していました。
次に来た電車は、混んでいたので見送ったのですが、さらに次の電車も混み具合は対して変わらないので、あきらめて乗りこみます。
池上線って3両編成なんですね…
都内を走る電車としては、かなり短いのではないでしょうか?
「旗の台」からは、蒲田方面に2駅目の「洗足池」ですが、通勤時間帯と同じような混み具合で 子供の身長では埋もれてしまいます。
「洗足池」では、かなりの人が降りて、改札を出るもの大変… 五反田方面の電車の混み具合も、相当です。
池上線は、車掌さんがいないワンマン運転なので、補助の駅員さんがいるとは言え、このように混雑すると運転手さんは大変そうです。
「洗足池」の正面では、既に多くの人が長蛇の列で、ボート整理券の列に並んでいます。
パンフレットには、1 時間毎に1 時間後のボード20分間が無料になる整理券を先着で配布するとなっていたので、無料はあきらめチケットの売り場に行くと、イベント当日は、一般販売はないとの張り紙が…
しかたがないので、列の最後尾に行って、係員に聞いてみると、列に並べば整理券はもらえる、 整理券をもらうまでの時間は1 時間程度との説明。
子供は乗りたいって言うので、並ぶ事にします。
ボートは3種類で、普通のオールで漕ぐタイプのボート(ローボード)、足で漕ぐタイプのサイクル 1ボート、同じ足で漕ぐタイプなのですが、形が白鳥のスワンボートがあります。
息子はスワンボートが乗りたいらしい(笑)
洗足池、無料ボートは3時間半待ち!?
受付までの待ち時間は1 時間程度とのことだったのですが、意外に早く、受付までは約30分。
意外に早いと思っていると… 乗りたいボートを選ぶのですが、一番早く乗れる、ローボードが約1 時間後、サイクルボートが 約2時間後、スワンボートはなんと、3時間以上も後の…15時55分。
サイクルボートと迷って、結局、スワンボート整理券をゲット!
スワンボートも足で漕ぐタイプなので、サイクルボードと同じですが、船体がスワン型です。
かなり時間があるので、他の駅へ移動とも思ったのですが、あの混雑した電車に乗りたくありません。
お昼もまだなので、周辺のお店で食事をしたいところですが、混雑してそうだし、コンビニで調達して 洗足池公園?で食べることにしました。
(パンプレットでは、桜広場となってました)
目的のおにぎりは売り切れで買えず、お弁当を買って公園で食べます。
洗足池の鯉
休日に満員電車に乗るのも嫌なので、洗足池でボートの時間まで過ごす事にします。
洗足池は、ボートの他、公園、神社などがあり、池の周りは散策できるようになっています。
一周まわっても、1. 2キロ程度なので、休みなく歩けば、20分程度でしょう。
場所によっては、水面近くまで近付けて、鯉が集まって来ていました。
子供たちが集まっていて…鯉と遊ぶのが楽しいみたいです。
ここでかなりの時間を潰す事ができました。(笑)
鯉の他にも、カメや鴨がいました。
千束八幡神社(せんぞくはちまんじんじゃ)
千束八幡神社(せんぞくはちまんじんじゃ)という神社がありました。
お参りをして、おみくじを引いてみました。
ボート乗船まで、3 時間以上もありましたが、お昼を食べたり、だらだらと池の周辺を散策して、鯉と遊んだりしていると、 意外と時間を潰せました。
洗足池のスワンボート
無料で乗れる時間は20分...3時間以上待って、20分はあっと言うまでした...でも、子供は楽しそうでした。
今回は無料でしたが、通常の料金は下記のようになっていました。
ボートの種類/時間 | 定員 | 30分 | 60分 |
ローボート(手こぎボート) | 大人3人 | 400円 | 600円 |
サイクルボート | 大人2人+幼児1人 | 600円 | 1,000円 |
スワンボート | 大人3人または 2人+幼児2人 |
800円 | 1,300円 |
予定より多少早く乗れたボードですが、乗り終えると、既に4時過ぎ… 次の予定の銭湯に向かいます。
昭和レトロの銭湯、明神湯(みょうじんゆ)へ
目的地は、石川台駅から徒歩圏内の銭湯「明神湯」(みょうじんゆ) 。
洗足池からは、蒲田方面に1つ、隣の駅です。 タ方4 時過ぎだというのに、混み具合は、まだ通勤電車並みでした。
駅を降りると、各お店での特典が一覧となっていました。
昭和ロマンの喫茶店!?
改札を出た所に、懐かしい雰囲気の喫茶店がありました。
カフェではなく、喫茶店ですね。(笑)
時間があれば、ゆっくりコーヒーを味わいたいところですが、今回は残念ですけど、パスします。
お隣には、最近、めっきり少なくなった、個人経営の本屋さん。
私にとっては普通の本屋さんですが、子供にとっては珍しかったみたいです。
中を見たいと興味を示してました。
閑静な住宅街を歩くこと十数分...
スマホのナビを見ながら行ったのですが、最後の最後で、曲がる所を間違えて、普通に歩けば、13分程度だったようですが、迷って、倍の時間がかかってしましました...
迷いながらも、なんとか発見!
築60年の銭湯で、映画やテレビのロケにも使われる、有名な?銭湯らしいです。
最近では、JTのCM、日本のひととき 銭湯編でも使われています。
今週から新シリーズが始まった、ドクターX ~外科医・大門未知子~でも、以前のシリーズで、この「明神湯」がロケで使われたようです。
ここに描かれている富士山の壁画を見るっていうのが、息子の目的のひとつです。(イベントパンフレットに写真が載ってました)
とりあえず、外観写真を撮りました。
向かって、右が男湯、左が女湯でした。
息子は、銭湯初体験なので、入口を見て、フロントとかないの?
いきなり入りロ? って言ってました(笑)
中に入って、番台で料金を払います。
番台を見たことない息子は、「ちょっと高すぎじゃない?」って言ってましたが、それが 番台ですね。
料金は、大人(12歳以上)460円、中人(6歳以上12歳未満)180円、小人(6歳未満)80円となってました。
一応、事前に調べて行きましたが、「てぶらセット」というタオルなどがセットになって、200円で販売されています。
バスタオルは持参で行きました。
(手ぶらセットの中身)
・タオル..身体を洗うタオルです。
・リンスインシャンプー..1回使い切りのパックに入ってます。
・ボティーソープ..1回使い切りのパックに入ってます。
・石鹸..小さい石鹸。
・カミソリ..ひげ剃り用カミソリです。
・歯ブラシ..歯磨き粉がブラシ部分に付いていて、水で濡らすと泡立つタイプです。
明神湯の脱衣所の様子
中の写真は当然、撮れなかったのですが(撮影禁止の掲示もあります)、レトロ感たっぷりな銭湯で、昔ながらの脱衣所です。
体重計(レトロなのと、今時のが両方あります)、マッサージ器(レトロなのと今時のがありましたが、レトロのは動かないかも?)、入って右側は、全面開放の縁側、庭があり、お風呂あがりに涼むのにも、もってこいです。
牛乳やジュースが入った、ドリンクケース、テレビ(これは今時の液晶テレビ)、マンガなんかも置いてありました。
ドライヤーは20円で、何分間か動きます。
男湯は1台でしたが、他には使っている人はいなかったですね。
時間は計ってませんが、子供と二人で髪を乾かすのには、十分な時間でした。
ドライヤー自体は、最新型と思われる、パナソニックのドライヤーでした。
お金を入れる所は、レトロ感のあるボックスです。
明神湯の浴槽の様子
大田浴場連合会のサイトに、明神湯の紹介があり、写真が見られます。
ここでは、富士山の絵があるのですが、実際には、男湯は富士山の絵ではなかったです。
絵は、女湯と男湯が繋がって描かれている感じなのですが、男湯は海面に島が描かれている絵でした。
で、その先(女湯)に富士山が見えました。
女湯と男湯は壁で仕切られていますが、上の部分は仕切りがないので、絵の上部が見えるのですが、息子が発見しました。(笑)
しかし、その仕切りの壁には、タイルで富士山が描かれていました。
浴槽は、ジャグジー、気泡風呂、薬用風呂の3種類で、薬用風呂は日替わりで入浴剤が変わるみたいです。
向かって一番右のジャグジーのお風呂は、浅くて、温度は高めで熱い感じでした。
真ん中のお風呂は、深くて、細かい泡が出ている気泡風呂、一番左は深い薬用風呂で、温度は一番ぬるい感じでした。
約1時間滞在して、外にでると、すっかり暗くなっていました。
まとめ
今回は、池上線開通90周年記念イベントに参加する形で、のんびり池上線沿線を散策出来ればと思っていたのですが、予想以上に電車が混雑していて、ちょっと想像していたイメージとは違いました。
沿線の雰囲気を知るきっかけになったので、また別の機会に、のんびり散策したいです。
温泉とか、スーパー銭湯はたまに行くのですが、昔ながらの銭湯はとても懐かしい感じがしました。
最近では、ほとんど見る機会が少なくなった昔ながらの銭湯ですが、都内には意外にまだあるみたいです。